日本郵船、新造省エネ船｢LNG SAKURA｣に命名

ロジスティクス日本郵船は19日、関西電力と共同保有する新造液化天然ガス（LNG）運搬船の命名式が同日、川崎重工業坂出工場（香川県坂出市）で行われ、関西電力の岩根茂樹社長が「LNG SAKURA」に命名したと発表した。

同船は、日本郵船と関西電力による初の共有船で、竣工後20年間の傭船契約に基づき、北米シェールガス事業を中心に、さまざまな形でLNG輸送に従事する。

船名の「SAKURA」は、日本と米国の友好と親善のシンボルであり、今後の同事業の継続的な発展を祈願する意味が込められている。

モス型球形タンクでは最大の17万7000立方メートルの貨物容積で輸送効率を高め、さらに「二軸推進」「二元燃料ディーゼル電気推進システム」の新設計により、高い燃費性能と推進性を兼ね備えた新型の省エネ船となっている。

■新造船概要
全長：300メートル
全幅：48.9メートル
総トン数：13万5977トン
主機関：DFD電気推進システム
造船所：川崎重工業
船籍：バハマ国