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日立物流、スマートロジスティクス実現に積極投資

2018年1月4日 (木)

ロジスティクス日立物流の中谷康夫社長による年頭のあいさつは次の通り。

中谷社長の年頭あいさつ(要旨)

2018年となり、2016年度からスタートした中期経営計画「価値協創2018-Value Creat ion2018-」も折り返し地点を過ぎ、この2017年度第3四半期からいよいよ後半戦に突入している。

中期経営計画の指針として「協創で世界に挑む」を掲げているが、「協創」の持つ意味をより具体的に示すために、今年度から「IoT」「AI」(人工知能)、「ロボティクス」といった技術のブレイクスルーや、「フィンテック」「シェアリングエコノミー」といった社会でのサービス・手段・価値観の多様化が進むなか、「機能としての物流強化」を中核としながらも、事業・業界を超えた協創領域の拡大を図り、新たなイノベーションの実現に向けた施策を推進する、といったメッセージを社内外に発信している。

いくつか実例を挙げると、SGホールディングスとの協業は当初の想定より、もっと幅広い視点・分野でのさまざまな活動を推進しており、車両や倉庫といった、互いのリソースを活用する施策はまさにシェアリングと言っても良いだろう。また、「技術のブレイクスルー」については、土浦2期物流センターでの新たなAGV運用スタイルの実現や、関西第二メディカルセンターなどへの無人フォークリフト導入といった現場への実装配備を進めるとともに、研究開発領域でも国内だけではなく海外との協業も開始している。

当社グループは、持続的・永続的な成長の実現と企業価値の向上を目指しているが、成長に導く(ヒト・モノ)への積極投資として、「スマートロジスティクスを実現する新テクノロジー・人財・協創パートナーへの投資」「合理化・省力化だけではなく、職場環境の改善、働き方そのものを改革していく、新しい仕組み、考え方の導入」を進めていく。さらに、新たな構造改革である「R200PJ」の活性化により、環境変化に負けない強い経営体質を築きあげる。18年は、ロジスティクスという領域を超越して前進する、当社グループの将来にわたる成長戦略を世に示す年とする。