ロジスティクス全国の中小トラック運送事業者でつくる日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会(JL連合会)は15日、組合が運営する求荷求車情報システム「ローカルネット」を通じた7月の取引実績を公表した。全国取引高は34億3100万円で、前年同月比で2億4900万円(6.8%)減だった。燃料価格の高止まりや物価高に加え、人材不足の影響もあり、荷動きに低迷傾向が見られる。
1社平均の取引高は217万1000円で、同10万7000円(4.7%)減だった。組合内取引高は20億200万円で、1億4600万円(6.8%)減。他組合取引高は14億2800万円で、1億200万円(6.7%)減少した。
また、荷物情報件数は1万2648件で、31.4%(5787件)減と大幅に減少した。車輌情報件数も1087件で、27.6%(415件)減となった。
地域別では、東北地域本部で8.8%増、関東地域本部では1.3%増の実績だった。自組合内取引高は、関東地域本部で5.2%増、東北地域本部でも3.2%増だった。他組合取引高は、東北地域本部で17.4%増、北海道地域本部でも7.7%増となった。
車両情報件数は、関東地域本部で同23.5%増、近畿地域本部は14.9%増だった。
CO2排出削減量は4696トンで、杉の木に換算して33万5444本分だった。前年同月比で598トン(11.3%)減少した。
組合員の間からは「個々に運賃交渉した結果、値上げできている」との声がある一方で、「運賃値上げの動きが鈍化してきている」との実感を抱く事業者も多いという。
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