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年頭のあいさつで"檄"

日立物流・中谷社長、「これからの3年が雌雄決する」

2019年1月4日 (金)

ロジスティクス日立物流の中谷康夫社長は4日、年頭のあいさつの中で過去3年間の取り組みを振り返りつつ、4月から始まる新たな中期経営計画に触れ「これからの3年が雌雄を決する」と強調した。中谷社長のあいさつの要旨は次の通り。

■日立物流・中谷康夫社長の年頭あいさつ要旨
2019年となり、16年度よりスタートした中期経営計画【価値協創2018-ValueCreation2018-】も、いよいよ最終コーナーを抜け、あとはゴールに向けた直線でのラストスパートのみとなった。
約束事である「未知に挑む」を、どのように実現していくか、そのための事業戦略として落とし込んだ「LOGISTEED」は、LOGISTICSと、Exceed、Proceed、Succeed、そしてSpeedを融合した言葉だが、当社のコアである物流領域(スマートロジスティクス)を強化し、さまざまなパートナーとの協創活動を通じて、ロジスティクスを超えた新しい領域にビジネスを導いていく意思が込められている。
18年は、物流領域強化の目的でエーアイテイーとの資本業務提携を締結するとともに、AI・IoTといった物流領域を超えた先端技術へのアクセスによって協創を活性化するために、ウフルとの業務提携を行ったが、これらは「LOGISTEED」を具現化したほんの一例であり、現在、さまざまな分野での協創が進められている。
これまでの取り組みによって、当社グループの経営基盤は強化され、国内・海外の収益性も高まってきた。また、現在を勝ち抜くための投資だけではなく、持続的な成長に向けた投資も行っている。
しかし、世の中の変化のスピードは想像以上に加速している。変化とスピードに応じて進化し続けない限り、いずれは衰退を余儀なくされる。
19年4月から新たな中期経営計画がスタートするが、これからの3年間がまさに雌雄を決する時だ。
日立物流グループはオペレーションオリジンの会社であり、この根幹が変わることはない。コア領域を徹底的に強化しながらも、決して既存の領域に留まることなく、変化に応じて進化し続け、さらなる成長を実現していく。これがまさに「LOGISTEED」であり、日立物流グループの事業が「LOGISTEED」へと変化・進化を遂げることが、次期中期経営計画のゴールだ。