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引越のアップル、人手不足解消へ基幹システムに新機能

2018年2月14日 (水)

ロジスティクス引っ越しサービスを手がけるアップル(東京都中央区)は14日、昨年1月に導入した引越業務基幹システムに、新たに「スタッフ&シフト管理」「稼働率管理」機能を独自に開発し、運用を開始すると発表した。スタッフ管理の無駄をなくすとともに、アルバイトしやすい環境を作り、人手不足に対応する。また、引越し需要予測AIアルゴリズムに基づく稼働率の管理を行い、従業員一人当たりの労働生産性を高める。

(以下画像の出所:アップル)

引越業務基幹システムでは、社員、契約社員、アルバイトすべてのスタッフにマイページを提供し、住所や連絡先などの基本情報に加え、免許証情報といった必要な情報をすべて登録する。これにより、これまで個別に登録・管理していた情報を一元管理することで必要な情報が必要な時にすばやく確認できるほか、出勤日や出勤・退勤時間の入力によって勤怠管理も行え、スムーズな給与計算が可能になる。

スタッフにとっては、スマートフォンで新規スタッフ登録の応募ができるようになる。登録後にマイページにアクセスをすればシフトの空き状況が一目で分かり、出勤を希望する日をその場で申請できる。また、自分の出勤日が分かるため、間違って出勤したり、休んだりといったミスを防ぐ。

さらに、引越しは日や月によって需要が大きく変動するが、独自に開発したAIアルゴリズムを活用することで、日別の引越し需要の予測を可能にした。これにより、スタッフ一人当たりの労働生産性が高める。

これまでは「来週勤務したい」と考えても、実際に仕事が入るかどうかわからないため、直前までシフトが組めない状況だったが、需要予測を数か月単位で行い稼働率を定めることで、スタッフは先の勤務日も決めることができるようになった。