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NEDOなど3者、ドローンとヘリ機体間の通信実験

2018年3月20日 (火)

▲実験の構成概念図(以下画像の出所:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)

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調査・データ国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、スカパーJSAT、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は20日、愛知県愛西市の木曽川河川域とその上空で、ドローンと有人ヘリコプターの間でそれぞれの位置や高度、進行方向、識別番号などの情報を1秒ごとに相互に共有する機体間通信実験を、2日に世界で初めて実施したと発表した。

▲プロジェクトの目指す運航管理システムイメージ

実験では、NICTが開発したドローン位置情報共有システム「ドローンマッパー」を用いて920MHz帯で通信を行い、ドローンと有人ヘリコプターが同一空域を飛行中に相互の情報を共有し、運航管理者が相互の位置などを把握できることを確認した。

今後、実験で得られた知見を無人航空機搭載用無線機器の設計と高高度無人航空機への搭載方法、運航管理システム機能に反映し、災害現場や地上通信網が未整備な地帯にもドローンの安全な目視外飛行を可能とする運航管理システムの実現を目指す。

▲事業のシステム完成イメージ