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沼尻産業、物流施設のセキュリティ評価登録取得

2018年3月29日 (木)

サービス・商品セコムは29日、SGSジャパンと2月に策定したサプライチェーンの新たなセキュリティ基準「SGS施設セキュリティ評価基準」で、沼尻産業(茨城県つくば市)が初めて評価登録証を取得した、と発表した。

セコムは、地元企業のビジネスアイディア、技術と自社のサービス・技術を組み合わせて新たなサービス・商品の創出、新市場、新事業の創出を目指すオープンイノベーションのプロジェクトを常陽銀行との事業協創プロジェクト「アクションS」として進め、常陽銀行を通じて事業アイデアを持つ企業を募集。

これをきっかけとして、セコムと沼尻産業が「地域内物流におけるセキュリティ・ロジスティクス・サービスの開発」をテーマに事業協創に取り組むこととなり、SGS施設セキュリティ評価基準の初取得事例となった。

同基準は検査・認証機関であるSGSグループの日本法人、SGSジャパンとセコムが共同研究の成果に基づき、ことし2月に策定した。物流事業者は、評価基準に基づき、対象施設のフィジカルセキュリティレベルの評価登録証を取得することで、施設の安全性を取引先に「客観的に立証」する効果が見込める。

セコムと沼尻産業は、機密文書の原本保管・原本整理・オンデマンド送信・電子化クラウドサービスを組み合わせたアーカイブシステムを提供する沼尻産業の「つくばアーカイブセンター」の安全性向上に取り組み、評価登録証の取得につなげた。

具体的には重要書類やデータを預かるアーカイブセンターとして企業や官公庁、医療機関、研究機関などの顧客からの期待に応えるため、セコムの支援を受けて監視カメラ、出入管理システム、機械警備システムなどのフィジカルセキュリティを強化。併せて安全管理体制を見直した。