財務・人事SGホールディングスが11日発表した前3月期決算は、売上高が前の期から12.3%伸びて1兆円を突破、1兆450億3200万円となった。営業利益は627億900万円(26.8%増)、経常利益648億7000万円(26.7%増)で、最終利益は360億2100万円(26.6%増)で着地した。
同社は今回から従来の会計期間(3月21日-翌年3月20日)を一般的な4月1日-翌年3月31日へと変更している。
主力の宅配は前の期の12億7600万個から13億2600万個へと3.9%(4900万個)増加したが、このうち3800万個は決算期が10日ほど延びた影響によるもので、実質的には1000万個強の増加だといえる。EC市場の拡大で取扱個数が増えながらも「適正運賃収受による取り組み」を継続した。
この結果、デリバリー部門の売上高は8241億7400万円(11.6%増)、営業利益は513億6900万円(29.6%増)と大幅に伸長した。
ロジスティクス事業は越境通販貨物やフレイトフォワーディングの物量増加で好調に推移。不動産事業は所有する不動産を信託受益権化して継続的に売却したが、前年度から売却規模を縮小した。
今期は売上高1兆500億円、営業利益630億円、経常利益660億円、最終利益370億円を見込む。
■2018年3月期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 1,045,032 | 12.3% | |
営業利益 | 62,709 | 26.8% | 6.0% |
四半期利益 | 64,870 | 26.7% | 6.2% |
当期利益 | 36,021 | 26.6% | 3.4% |