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インアゴーラ、鄭州保税倉庫隣に越境EC体験型ショップ

2018年6月25日 (月)
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EC中国の消費者に向け、日本商品に特化した越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営するインアゴーラ(東京都港区)は7月15日から、中国・鄭州の保税倉庫に隣接した「鄭州中大門国際ショッピングパーク」内に越境EC体験型O2Oショップ「ワンドウ鄭州店」をオープンする。

日本の商品に関心の高い中国の顧客が、越境ECアプリ経由でのみ購入できる商品を実際に体験し、そのまま購入して持ち帰ることができる場を提供するもので、河南省保税倉庫区域内では初めての「日本発越境ECプレイヤー」となる。

鄭州店は5月10日にプレオープンし、中国政府が主導するO2O越境ECスキームを用いてワンドウアプリで取り扱う2600ブランド・4万SKUの中から化粧品・食品・ライフスタイル・ファッション・ベビーマタニティなどの人気商品500ブランド・2000SKUの商品を販売している。

保税倉庫連動型の店舗として運営し、一般貿易によるオフライン販売で取り扱う商品に必要な衛生安全性テスト、衛生許可証の発行、ラベル審査、CIQラベル(検験検疫ラベル)の貼付などの手続きを省くことができるほか、申請手続きに必要な1SKUあたり10万元(150万円)のコスト削減も可能。

一般的に1年以上かかるとされる申請期間を省略できるため、新商品やリニューアル商品など「情報鮮度が重要となる商品をいち早く顧客に紹介」することや、これまでEC販売が難しかったカウンセリング化粧品など、実際に試したり、対面説明が必要だったりする商品の販売促進に適している。