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LPガス3社、共同物流会社「ガスクル」埼玉で立ち上げ

2018年7月10日 (火)

M&Aアストモスエネルギー、ENEOSグローブ、東京ガスリキッドホールディングスの液化石油ガス(LPガス)商社3社は10日、関東で3社均等出資によるLPガスの充てん・配送会社「ガスクル」を発足させた。

3社は2月にLPガスの充てん・配送業務で提携を検討することに合意し、これらの業務のあり方を協議。「従来の枠組みを超えた充てん設備や配送ネットワークの共同利用、IoT・AIを活用した次世代配送システム構築による効率化の推進、緊急時対応(保安)の共同化、LPガス配送員が安心して働ける雇用環境の整備」に取り組むことで一致し、共同事業会社を立ち上げることにした。

共同事業会社は旧アストモスガスセンター埼玉(埼玉県吉川市)の商号を変更する形で立ち上げ、早期に統合効果が見込める埼玉エリアで3社の配送業務を受託することからスタート、段階的に業務エリアの拡大を検討する。埼玉県では配送軒数8万5000軒、バルク配送を含む年間配送量は3万トンの規模で事業を展開する。

社名の「ガスクル」は「顧客に安全で確実にガスを届けるプロフェッショナル集団」という想いを込めたもので、英字では「Gas Crew」と表記する。事業は8月1日から開始する。