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フェデックスが日越間の輸送強化、週5便体制に

2018年7月26日 (木)
空白

ロジスティクスフェデックスエクスプレスは25日、アジア太平洋ハブ拠点の広州白雲国際空港とベトナムのノイバイ国際空港の間で新たなフライトルートを開設したと発表した。これにより、同ハブを経由して日本とベトナム間の貨物輸送でも利便性の向上が見込まれる。

フェデックス・インターナショナル・プライオリティ(IP)やフェデックス・インターナショナル・プライオリティ・フレイト(IPF)を利用する場合の輸送時間が、エコノミー商品含め全4サービスで1日に短縮される。

新フライトルートは毎週火曜日から金曜日の5回にわたってボーイング757型機を使用して運航。月曜日の既存フライトと合わせると、ハノイへは週1便から週5便に拡充される。

ベトナム市場は日本企業の生産拠点としてだけでなく、消費マーケットとしても注目されていて、2017年の対日貿易は輸出入ともに前年から2桁の伸びを記録。日本企業の進出も17年には1816拠点が新設されるなど、勢いを増している。このうち801拠点が製造業となっており、日越間でさらに物流ニーズの高まりが見込まれる。

北太平洋地区担当副社長の氏家正道氏は「ベトナムに拠点を構える製造業のビジネスでは、製品の試作品、サンプルなどの輸送や生産ラインへの部品の緊急輸送、最終製品の販売市場への迅速な投入など、エクスプレス輸送のニーズがあると考えている。ベトナムへの日本企業進出は、中小企業にも及んでいることも特徴。中小企業は、手厚い輸送準備へのサポートが必要なケースが多いことから、国内の営業体制を強化した」と話している。