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オイシックス、原価率改善などでOisix利益4割増

2018年8月13日 (月)

財務・人事オイシックス・ラ・大地が13日発表した2019年3月期第1四半期(4-6月期)決算によると、原価率の改善などで同社が手がける食品宅配「Oisix」(オイシックス)のセグメント利益が大幅に増加した。

オイシックスは、ミールキットサービス「KitOisix」(キットオイシックス)が引き続き好評を博するなど、定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」会員数が、前連結会計年度(3月末)の16万9664人から第1四半期会計期末(6月末)には17万9942人へ増加した。会員数の増加による売上高の増加に加えて、原価率の改善や注文単価の上昇による利益率の上昇により、同事業の売上高は68億6300万円で18.5%増収、セグメント利益は9億7000万円で43.9%増加した。

カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業「大地を守る会」では、新規会員獲得のための販売促進費を投下しており、会員数が3月末の4万4993人から6月末には4万7710人へ増えた。一方で、購入頻度がやや下落したことにより、売上高は27億6900万円で0.8%減収、セグメント利益は新規会員獲得のための販売促進費を抑制した前年同期からの反動減などにより、3億9100万円で13.3%の減益となった。

子会社により今期から業績を加算した「らでぃっしゅぼーや」は、新規会員獲得のための販売促進費を抑制し、サービスの進化に注力したこともあり、会員数が3月末の8万8752人から6月末には8万4269人へ減少しているものの、「おおむね計画通りに推移した」と説明。同部門の売上高は58億1100万円、セグメント利益は10億3000万円だった。

なお、オイシックス・ラ・大地全体では、らでぃっしゅぼーやの業績の加算(決算期変更により3-6月の4か月間を計上)したことで売上高が168億5300万円(75.5%増)、営業利益が6億1000万円(4.3倍増)となった。