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インターナショナルSOSとエアバス、ドローン医療物資で覚書

2018年9月6日 (木)

ロジスティクス医療と渡航安全の統合ソリューションを展開するインターナショナルSOS(シンガポール)は6日とエアバス社とドローンや航空機を使用した医療物資・医療用品輸送の実用化に向けた調査研究に共同で取り組む覚書(MOU)を交わした、と発表した。

▲(写真左)エアバス・ディフェンス・アンド・スペースのダーク・ホークCEO(右)インターナショナルSOSアーノルド・ヴェシエCEO

ドローンによる輸送サービスの安全運航の実現、都市部から地方、船舶から沿岸(海上飛行)への輸送を計画、航空当局に認可された有効搭載量5キロ超のドローンを使用などでMOUを交わした。

合意に基づいて、インターナショナルSOSが救急医療の支援のために専門医による医療、医療用品、医療機器を提供する「MedSupply」(メッドサプライ)サービスについて、エアバス社が航空機・ドローンを利用した医療物資の輸送をサポートする。

今回の共同調査研究では、都市部から地方、船舶から沿岸への輸送を対象とする。インターナショナルSOSは世界中で緊急搬送や医療関連の物品の調達を行っており、業務用ドローンによる医療物資の輸送を、地域によって異なる規制に対応しながら、安全・確実に導入できるよう取り組む。

ドローンによる医療物資輸送は、テスト運用としてシンガポールとインドネシアで導入される。エアバスとインターナショナルSOSは、両国の民間航空局や海事当局と連携して事業開発を行う。今後はテスト結果を見ながらグローバル展開を検討する。