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豊田通商、物流ドローン商業化の米社に出資

2019年5月20日 (月)

サービス・商品豊田通商は20日、物流分野におけるドローンの活用を目指し、米国のスタートアップ企業「ジップラインインターナショナル」に出資、協業すると発表した。

物流分野では、陸路のインフラが未整備な地域などで、これまでにないモビリティサービスとしてドローンの活用が期待されているが、ジップライン社は2016年10月、ルワンダでドローンを使った病院向けの輸血用血液製剤の物流事業を開始し、世界に先駆けて「一国をカバーする規模」のドローン物流を商業化した実績がある。

これまでの飛行回数は1万3000回を超え、現在は首都キガリ以外で必要とされる血液製剤の65%以上をカバー。18年12月には同国に新たな物流拠点を開設し、取り扱い商材もワクチンなどの医薬品まで拡大した。19年4月からは、2か国目となるガーナでドローン物流事業を立ち上げている。

豊田通商は、出資を機にジップライン社と共同でドローン物流事業を開発するとともに、ジップライン社の技術開発やオペレーションを支援する方針。