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ショッピングセンター8月販売額、0.9%増

2018年9月25日 (火)

調査・データ日本ショッピングセンター協会(JCSC)が25日に発表した8月のSC販売額は、前年同月比0.9%増となった。サンプル数は500SC。

前年より休日が1日少なく、7月と同様に台風や猛暑の影響による客足減というマイナス要因はあったものの、夏休みのイベント効果や観光客増により売上を伸ばしたSCも多かった。シネコンを併設したSCでは映画興行の好調による集客増もプラス要因となった。

立地別・構成別をみると、中心地域・大都市がテナント(3.9%増)、キーテナント(4.1%増)ともにプラスとなり、全体をけん引した。一方、中心地域・中都市のキーテナントは4.9%減と苦戦した。

立地別・地域別では、北海道が中心地域(3.8%増)、周辺地域(6.4%増)と好調だった。インバウンド効果や夏休みの観光客で来街が増えたことに加え、月後半の気温の低下とともに秋物衣料が動き出した。近畿は台風20号のため閉店時間を繰上げたSCも見られたが、中心地域は8.5%増と好調で、周辺地域が0.9%減となったものの、全体としては1.5%増と前年を上回った。

都市規模別では、政令指定都市の総合が2.5%増、その他の地域が0.1%減となった。政令指定都市は総合でみると、大阪市(7.7%増)と福岡市(7.1%増)が前年を大きく上回った。一方で7月に豪雨被害が大きかった広島市が5.3%減となり、前月の11.3%減よりは復調したものの依然として厳しい状況が続いた。政令指定都市を除くその他の地域では北海道(6.3%増)以外は、前年並みか前年を少し下回る結果となった。

テナントの業種毎の好調をみると、飲食が好調との回答が最多となった。夏休み中の子どもをターゲットにしたイベント効果でファミリー客の来館が増えフードコートの好調に繋がったとの回答もみられた。また、猛暑により冷たい飲物やソフトクリームの需要が伸びたとの回答もみられた。