財務・人事ヤマトホールディングスが10月31日に発表した9月中間決算は、主力のデリバリー事業で「宅急便」の単価が上昇したことを受け、売上高7891億円(前年同期比8.1%増)、営業利益234億円(前年同期は128億円の損失)、最終利益99億円(前年同期は120億円の損失)となった。
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 789,131 | 8.1% | |
営業利益 | 23,435 | - | 3.0% |
経常利益 | 22,756 | - | 2.9% |
四半期純利益 | 9,981 | - | 1.3% |
デリバリー事業は、宅急便の取扱量が2017年度上半期の9億3000万個から8億7400万個へと6%減少したものの、単価が上昇。宅急便取扱量の減少によって委託費が減少し、体制強化による人件費の増加分を吸収した。クロネコDM便は7億5000万冊から6億2600万冊へと16.5%減少した。
法人向け引っ越しで不適切請求があった「ホームコンビニエンス事業」は、個人を含むすべての引越サービスの新規受注を休止したことで、売上が15%減の188億円、営業損失44億円を計上した。
通期は売上高1兆6200億円(前期比5.3%増)、営業利益660億円(84.9%増)、最終利益370億円(2倍増)を見込む。