プラス、ベトナム3か所目の文具工場が本稼働

アパレルプラス（東京都港区）は1日、ベトナム現地法人「プラスベトナム工業」（PVI）の文具・事務用品製造拠点として、ビエンホア工場、ヌンチャク工場に次ぐ同国内3か所目の工場として「モールディングファクトリー」の本稼働を開始した。

新工場は、ホーチミン市から約1時間のビンズオン省ベトナム・シンガポール工業団地IIにある既存施設を、現地金型製造企業からM&Aで取得した。「修正テープ」や「ファイルのとじ具」など樹脂製品製造の成型機と、自社工場初の金型製造設備を設置。既設工場との連携を図りながら、日本、ベトナム国内、アジア、北米、ヨーロッパ向け製品を製造する。

自社で金型を製造することにより、製品開発段階での簡易金型作製や海外向け製品提案のための小ロット生産が容易になり、開発プロセスのスピードアップと設計精度の向上を目指す。また、24時間無人体制での成型機稼働実験など、生産性向上のための試験的な運用を行い、5年後には生産能力倍増を目指す。

■プラスベトナム「モールディングファクトリー」の概要
所在地：ベトナムビンズオン省ベトナム・シンガポール工業団地II内
敷地面積：5630平方メートル
建屋面積：2000平方メートル（うち工場部分1620平方メートル）