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富士通フロンテックなど2社、倉庫内作業最適化で実験

2018年12月10日 (月)

サービス・商品富士通フロンテック(東京都稲城市)と、富士通アドバンストエンジニアリング(新宿区)は10日、両社が持つIoTソリューションを活用し、工場や倉庫内のピッキング作業の動線分析ソリューションの実証実験を、富士通フロンテック新潟工場で同日から開始すると発表した。

富士通フロンテック製「太陽電池センサー付きビーコン」、「センサープラットフォーム(クラウド)」、富士通アドバンストエンジニアリング製「グロービアエンタープライズMESスマートショップフロア」を組み合わせ、工場・倉庫内作業者動線の最適化を検証する。

実験では、(1)ピッキングエリアと組み立てライン計20か所へ太陽電池センサー付きビーコンを設置するほか、ピッキング台車に受信機を設置(2)作業員がピッキング台車を使用してピッキングしている場所をビーコンの位置情報をもとに検知(3)位置情報データをセンサープラットフォーム(クラウド)で集約(4)グロービアエンタープライズMESスマートショップフロアでピッキング台車の位置情報を可視化、動線情報を分析し、ピッキングの効率化――を行う。

実証実験を通じて、工場や倉庫などさまざまな環境で電源不要であることを活かした太陽電池センサー付きビーコンの最適な設置、運用ノウハウを蓄積する。また、グロービアエンタープライズMESスマートショップフロアと太陽電池センサー付きビーコンを連携させた動線分析の手法を検証する。これにより、工場や倉庫等の動線分析ソリューションのビジネス拡大を目指す。