ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

サーチナ、ジェトロ中国内陸部でのアンテナショップ事業を受託

2010年8月25日 (水)

国際サーチナは25日、日本貿易振興機構(ジェトロ)上海センターが実施する「2010年度中国内陸部におけるアンテナショップ的事業」を受託したと発表した。

 

同事業は、日本食市場の開拓に向けた取り組みが進んでいない中国内陸部を対象に、日本産食品の輸出可能性を探ることを目的にしている。

 

内陸部有数の経済都市である湖南省長沙市を実施都市に設定し、アンテナショップを通じて試験販売を行ない現地のニーズを把握、新たな販路開拓を目指す日本の食品メーカーを公募することで約50の商品アイテムを選定する。

 

選定した商品アイテムの、日本から中国への輸出入・通関、上海から長沙までの中国国内輸送を含む物流全般、長沙での約1か月間にわたるアンテナショップの展開と試験販売、アンテナショップとその周辺で行う現地消費者に対する、試食を含めたマーケティング・リサーチ業務をサーチナ総合研究所が担う。

 

長沙でのアンテナショップ展開では、長沙に早くから進出し、地元に根付いている日系百貨店の平和堂から全面協力を得ることにしており、アンテナショップ自体も平和堂の店舗内に設置する。アンテナショップは平和堂の年祭にあわせて11月後半に開店し、約1か月間、試験販売・試食マーケティングを行う。

 

事業は、「日本の食品が中国内陸部で受け入れられる素地はあるのか」という観点で、現地消費者の嗜好、商品の価格・パッケージ、文化・習慣といった側面からもアプローチして調査を行う。また、サーチナの中国全土45万人の中国現地モニターを活用し、長沙市と周辺限定の1000人規模のインターネット調査も実施する。

 

事業期間は11年3月までで、最終報告書の公開部分はジェトロのウェブサイトに後日掲載される。