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柏SRCにZMP製自動搬送機導入、搬送時間大幅削減

2019年1月24日 (木)

サービス・商品SGホールディングス傘下の佐川グローバルロジスティクスは24日、ZMP製の台車型自動搬送機「CarriRo(キャリロ)AD」の自律移動モデルを千葉県柏市の拠点「東関東支店柏SRC」に導入した、と発表した。

同拠点では、庫内オペレーションと作業内容の関係で倉庫内の往来頻度が特に高く、荷物の搬入作業に伴う作業者の移動時間の削減が課題となっていたことから、昨年12月にキャリロADの自律移動モデルを試験導入し、倉庫内搬送業務の自動化を検討・検証していた。

キャリロADは、ランドマークと呼ばれる床面表示を読み込むことで、方向を認識して重さ150キロまでの荷物を正確に自動搬送する。ランドマークにあらかじめ走行ルートをパターンとして設定し、タブレットで遠隔操作することにより、走行ルートの都度変更にも対応する。

柏SRCでは、作業者が一度に数台の荷物を運ぶための補助として使用するのではなく、より多くの荷物を搬送できるよう、荷物を積んだ複数のカーゴと連結し、無人で自動搬送する仕組みを検証。従来は1つのカーゴを1人で運んでいたが、台車型自動搬送機の導入で2つのカーゴを無人で運べるようになった。

▲CarriRo(キャリロ)AD

1か月間の検証の結果、入荷検品から棚入れに伴う倉庫内移動の搬送時間を1日に付き3時間、距離にして4キロ削減できることを確認。「大幅な効率化・省人化につながる」と判断し、本格導入を決めた。

■導入概要
導入先:佐川グローバルロジスティクス東関東支店柏SRC(千葉県柏市新十余二13-1SGリアルティ柏B棟2F)製品名:CarriRoAD(自律移動モデル)
製造元:ZMP
本体重量:55キロ
本体サイズ:幅61センチ×奥行91センチ×高さ24センチ
最大積載荷重:150キロ
最大速度:時速3キロ(自律移動モード)
牽引力:250N(300キロ相当)