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オープンロジ、シニフィアンと資本業務提携

2019年2月8日 (金)

ロジスティクス

オープンロジ(東京都豊島区)は7日、ベンチャー支援に取り組むシニフィアン(東京都港区)と資本業務提携したと発表した。オープンロジが目指す「IPO(株式公開)後」を見据え、シニフィアンが持つ豊富な人脈を活かした経営展開や中長期的なアドバイスを得ていくのが目的で、出資額については「数億円台。上位の株主順位には変更ない水準」としている。

同社は創業以来、物流外注プロセスをシンプルにしていく取り組みを事業の柱に据え、その延長線上に株式公開を有力な選択肢としてきた。一方、シニフィアンは企業の経営支援に軸足を置きつつ物流を「経済を支えるインフラ」と考えていたことから、物流に対する”課題と可能性”で一致し、提携によって経営体制の強化を図ることにした。

オープンロジの伊藤秀嗣CEO(右から3人目)とシニフィアンの主要メンバー

シニフィアンは元ディー・エヌ・エー取締役、元ミクシィ社長、元ゴールドマン・サックスのバンカーという経営経験の豊富なメンバーが創業した企業で、オープンロジへの出資については「ECの普及に伴う物流キャパシティのひっ迫は、日本社会の深刻な課題として顕在化しつつある」とした上で、オープンロジが手がける物流アウトソーシングのプラットフォーム事業については「荷主、倉庫事業者、運送会社を巻き込んだ、物流システム全体の課題を解決するソリューションだと考えている。着実な事業オペレーションが遂行できるよう、組織体制・管理体制の強化、資本政策のサポートを含めた経営支援に務めていく」とコメント。

オープンロジの伊藤秀嗣CEOは「シニフィアンの豊富な経験・専門的な知見を活かし、海外事業や新規事業の戦略策定、組織・管理体制の強化や資本政策などを通じて、経営体制を強化していく」と話している。