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グッドマン、大型「物流ビジネスパーク」を公開

2019年3月19日 (火)

ロジスティクスグッドマンジャパンは15日、2月に竣工したマルチテナント型賃貸物流施設「グッドマンビジネスパーク・ノース」(千葉県印西市)で荷主企業や物流企業を招いた内覧会を開催した。

「-ノース」は同社がロジスティクスだけにとどまらない複合的なビジネススペースとして開発を進める「グッドマンビジネスパーク」の3棟目(ステージ3)として開発したもので、優れたデザイン性と快適な就労環境に配慮しながら汎用性と将来性を設計に織り込み「人材不足の課題を解決し、急速に進む物流改革に対応する倉庫」を目指す。

▲共同の休憩スペース

同社は、借り主企業が集まる「カスタマーミーティング」を定期的に開催し、企業の要望を積極的に取り入れて共同設備の改善に取り組んでいるが、今回の-ノースでもATM、シャワーブース、デザイン性の高い休憩スペース、24時間対応のセルフレジ売店――といった従業員向けの設備を手厚く用意。企業側の要望に対応し、パート社員の採用や少人数会議を想定した無料の小会議スペースを設けた。いずれの設備も優れたデザインで統一されており、女性にも働きやすく、倉庫で働くイメージを大きく変える試みだといえよう。

今後は就労環境の快適さを高めていく方針で、ビジネスパーク中心部にフィットネスジム・託児所・レストラン・カフェなどを揃えた「アメニティゾーン」を設ける。同施設が位置する印西市は「全国住みよさランキング」で7年連続で1位を獲得しており、豊富な若年層人口を積極的に取り込んでいきたい考えだ。

▲進行中の「アメニティゾーン」

倉庫の設備においても、借り主企業の要望に応える設備が充実している。ウィング車の開閉に支障のない5.4メートルのバースシャッター、フォークリフト充電電源へのブレーカー、タブレット端末で区画ごとにLED照明を操作できる調光システムなど、細部に行き届いた設備を導入。

▲5.4メートルバースシャッター

事務所、エアコン・トイレ、インターネット設備などを増設する際に、借り主が大規模な工事費用を負担しなくて済むよう配線・配管設計に配慮し、IoTやロボティクスの活用などで急速に進む物流改革にも対応していく。

同施設の内覧は今後も随時受け付けるとしている。

■グッドマンビジネスパーク・ノース概要
所在地:千葉県印西市鹿黒南2-2
敷地面積:6万2316平方メートル(1万8850坪)
総賃貸面積:12万2600平方メートル(3万7100坪)
構造:鉄骨造、4階建て、ランプウェイ
床荷重:1.5トン/1平方メートル
天井高:梁下有効5.5メートル
駐車場:普通乗用車341台

▲ガードポール削減の取り組みについて説明

▲小型・静音のシーリングファンについて説明