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フィットネスルーム、医師相談、健康アプリ…

破格の福利厚生、埼玉のオリックス物流施設竣工

2019年4月16日 (火)

▲竣工した「松伏ロジスティクスセンター」外観

拠点・施設オリックスは16日、埼玉県松伏町でマルチテナント型の大規模賃貸物流施設「松伏ロジスティクスセンター」が竣工したと発表した。館内にフィットネスルームを設置し、希望者にはスマートフォンアプリと連動して日々の歩数管理などができるリストバンド型ウエアラブル端末を無償で貸与するほか、医師や管理栄養士にオンラインで相談できるなど、物流施設としては破格の福利厚生面の充実ぶりが特徴だ。

建物は延床面積2万3405坪で、最小2500坪から、最大8テナントの入居が可能。東京都心から30キロ圏内で、東京外かく環状道路(外環道)、国道16号へ接続しやすい立地。建物1階と3階の中央部に車路とトラックバースを設け、非常用発電機を設置するなどの事業継続計画(BCP)に対応しているほか、環境に配慮し省電力LED照明を採用する。

特徴的なのは福利厚生面。「働きながら健康を促進する」をコンセプトとして掲げ、共用部分には昼休みなどにリフレッシュできる無料Wi-Fiが利用可能なカフェラウンジ、開放感のある屋外テラスのほか、フィットネスルームを設置した。

希望者には、メドケア(東京都豊島区)が提供する健康推進プログラム「Medically」(メディカリー)を活用し、スマートフォンアプリと連動して日々の歩数管理などができるリストバンド型ウエアラブル端末を無償で貸与する。

メディカリーでは、リストバンド型ウエアラブル端末とスマートフォンのアプリを連携させ、歩数、消費カロリー、睡眠時間などのバイタルデータを見える化して健康管理を後押し。アプリのチャット機能を利用して医師へのオンライン医療相談、管理栄養士への栄養相談をすることができ、専門家とのコミュニケーションを通じて利用者の健康をサポートする。

また、健康上の問題によって仕事のパフォーマンスが低下している状態を表す「プレゼンティーズム」の調査を行うこともできるという。

「松伏ロジスティクスセンター」概要
名称:松伏ロジスティクスセンター
所在地:埼玉県松伏町大字大川戸8-5
設計・施工:日鉄エンジニアリング
敷地面積:4万2967.41平方メートル(1万2997.64坪)
延床面積:7万7372.32平方メートル(235.13坪)
規模・構造:鉄骨造4建て
その他:床荷重1.5トン(1平方メートル)、梁下有効高5.5メートル、普通車駐車場2台設置
竣工:2019年3月31日
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▲松伏ロジスティクスセンター所在地