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日新、昨夏の災害ダメージ響き営業益1割減

2019年5月9日 (木)

ロジスティクス日新が9日に発表した2019年3月期連結決算は、昨年夏場の自然災害による施設被害が利益を押し下げ、増収減益となった。売上高は0.5%増(前期比)の2180億円となったものの、営業利益は10.8%減の56.9億円、最終利益も15.1%減の44.2億円にとどまった。

物流事業は、日本で自動車、化学品・危険品の輸出、国内輸送、倉庫、港湾が堅調に推移したものの、18年8、9月に発生した自然災害による施設への被害が収益に影響を与え、利益を押し下げる要因となった。

アジアでは、域内物流が好調に推移した一方、新倉庫の初期費用負担や人件費上昇により収益は横ばい。香港では、倉庫事業の拡張に伴う移転費用が発生した。

今期は売上高2230億円(2.3%増)、営業利益29億円(1.8%増)、最終利益45億円(1.7%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円
 19/3/通期19/3/3Q19/3/中間19/3/1Q
売上高218,040 [0.5%]166,058 [1.7%]109,464 [1.6%]53,881 [2.9%]
営業利益5,698 [-10.8%]4,377 [-13.2%]2,824 [-13%]1,455 [-14.2%]
最終利益4,426 [-15%]3,321 [-19%]2,203 [-31.6%]1,264 [-36.6%]
売上高営業利益率2.6%2.6%2.6%2.7%