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航空貨物需要の減少傾向続く見通し、IATA

2019年6月4日 (火)

ロジスティクス国際航空運送協会(IATA)がこのほど発表した国際航空貨物マーケット統計によると、4月の貨物輸送トンキロが前年同月実績を4.7%下回ったことがわかった。1月から続く前年実績割れは、需要の減少傾向を示している。

一方、輸送可能な貨物容量は12か月連続で増加を続けており、4月は前年同月比で2.6%増えた。

こうした傾向について、IATAは「欧米と中国間の貿易摩擦やブレグジットなどに関連する『貿易の不確実性』が新たな輸出受注の減少に影響している」と指摘。IATAのアレクサンドル・デ・ジュニアックCEO兼局長は「4月に航空貨物の伸びが急減したのは、ネガティブな傾向が続くことを明示している。各国の政府は経済活動を促すために、貿易障壁を緩和しなければならない」と話している。