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小名浜港東港地区で大型石炭拠点の整備開始

2019年6月18日 (火)

国内IHIは18日、同社など6社の出資による特別目的会社「小名浜東港バルクターミナル合同会社」が小名浜港の東港地区で石炭ターミナルの整備運営事業を開始する、と発表した。24.5ヘクタールの敷地にトリッパー、ベルトコンベア、シップローダー、投入ホッパーなどの荷さばき設備を導入する。

特別目的会社は、福島県が進める石炭ターミナル整備・運営事業の事業者として選定されたことを受けて、大型石炭ターミナルを整備し、2042年度まで20年間にわたって運営。課題となっていた滞船問題の解消と合わせ、物流機能の強化に取り組む。

小名浜港では今後、周辺のIGCC発電所(石炭ガス化複合発電所)が運転を開始することになっており、同港の石炭取扱量も増加が見込まれている。IHIはこの事業で高性能な荷さばき施設を整備し、大量多品種の石炭の荷さばきを効率化して石炭のバルク輸送力を高める。設備納入・整備はIHI運搬機械が担当する。

▲小名浜港東港地区石炭ターミナル整備・運営予定地