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ヤマシタHHD、新設の物流統括部門が増益けん引

2019年7月16日 (火)

メディカルヤマシタヘルスケアホールディングスがこのほど発表した前5月期決算によると、新設した物流統括部門が狙い通りに機能し、売上高が前の期から30億円程度伸びたにもかかわらず、同社が物流コストの一部として区分する「運賃」を2000万円以上低く抑えることに成功した。

中核事業子会社・山下医科器械の物流部門では19年5月期から、物流統括部門としてMAL(メディカルアクティブロジスティクス)事業部を立ち上げ、医療機器の物流管理業務を担うSPD事業の収益性向上と物流効率化への取り組みをスタート。

初年度となった前5月期はコストアップ圧力が強まるなか、MAL事業部が中心となって物流センターとSPDセンターの連携を強化し、物流コストの削減幅が当初予想以上に進捗したことで、「運賃」は2億9202万円(18年5月期)から2億7130万(19年5月期)へと圧縮、営業利益を4割近く伸ばす原動力となった。