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ロコンドの倉庫受託好調、3−5月出荷数5倍超え

2019年7月16日 (火)

ロジスティクス靴や衣料品のECサイトを運営するロコンドの物流受託事業が好調だ。同社がこのほど開示した3-5月期決算資料によると、EC他社の物流を受託するe-3PL事業の出荷個数は、13万個(18年3-5月期)から71万個(19年3-5月期)へと5倍以上の大きな伸びを示した。

今後も成長軌道を描いていくためには倉庫の容量確保が重要な要素となる。1.1万坪の現行スペースにかかる倉庫家賃は18年度から19年度にかけてわずかながら上昇する傾向をみせるなか、新たな契約によって20年度にはコストを抑えながら延べ2.5万坪の倉庫スペースを確保するメドをつけた。

好調に推移する本業と物流受託の底堅い需要を背景に、同社は「在庫さえ増えれば取扱高は増える」というこれまでの「成功の方程式」を加速させるべく、レントゲン、コンベア検針、卸伝票プリンタといった、倉庫におけるサービスラインの強化を図るほか、「B2Bピッキング」や梱包費用、小口出荷費用、検針費用の値下げ、入荷・保管(坪あたり)費用、返品入荷費用といったこれまでの無料サービスを堅持。

これらの取り組みにより、今年度末(20年5月期)にはe-3PL導入社数を現在の13社から20社へ拡大することを見込む。