ロコンド、物流拠点を移転、2倍規模に拡大

EC靴とファッションの通販サイト「ロコンド」を運営するロコンド（東京都港区）は16日、物流倉庫を東京都江東区新砂から同区南砂町へ拡張移転した。

新物流倉庫の面積は2500坪（8000平方メートル）、入庫可能数50万点、最大入荷数8000点・出荷数6000点と、旧物流倉庫に比べて2倍の規模に拡大した。

同社は2011年2月のグランドオープン時、埼玉県三郷市に1050坪の物流倉庫を開設し、12年3月に現在の東京都江東区新砂へ拡張移転。物流業務をすべて内製化し、本州・四国地域に最短で翌日配達できる出入荷オペレーションを実現した。

その後、13年5月には靴とバッグのみだった取扱いに加え、アパレル衣料品・アクセサリー・時計の取扱いをスタートし、ことし4月22日にはアウトレットECサイト「LOCOLET」（ロコレット）を開設。取扱い商材が拡大し、10月上旬には新サイトのオープンを控えて商材スペースの確保が必要となることから、2度目の拡張移転を行った。

敷地内に併設する撮影スタジオは面積を拡大するとともに、撮影ブースを増設し、現行拠点の最大撮影・サイトアップ数500点が、750点へと1.5倍に増える。現在は入荷商品をサイトに掲載するまで最短24時間以内としているが、このスピードを速め、入庫から販売までのタイムラグを縮小させる。

スタジオ施設内には、スタジオスタッフによる手作りの10畳のハウススタジオも完備。コーディネート・バナー画像撮影などを中心に多目的に使用することで、サイトヴィジュアルのクオリティ向上につなげる。

併せて、本社機能も9月22日に現在の東京都港区から渋谷区への移転が決まり、今後、従業員総数100人体制まで増員を見込んでいる。