
拠点・施設日本GLPは18日、茨城県常総市に延床面積約6万1000平方メートルの賃貸物流施設「GLP常総」を開発する、と発表した。総開発費は92億円で、2020年5月に着工、21年7月に竣工の竣工を目指す。
現地は、常磐自動車道「谷和原IC」から4.5キロで都心から40キロに位置し、物流拠点としての交通利便性に優れる。また、周辺にはアパレル関連企業や製造系物流企業などの流通拠点が多く、保管効率を重視した先進的物流施設への需要が旺盛な地域である一方で、効率化を実現する先進的な施設が限定的な地域だという。
施設は、1階の天井高を6.5メートルと標準よりも高くすることで荷積み、荷降ろしの空間を十分に確保して搬入出業務を円滑にするほか、荷物用エレベーターのパレット搬送能力を標準よりも30%向上、トラックバースには出幅5.5メートルの庇を設置することで雨天時にも作業しやすい環境を確保する。最小区画面積を7000平方メートルに設定することで比較的小規模な利用も可能で、2層使い、3層使いも選択可能。顧客の要望に合わせて最適な使用空間を提供する。
そのほか、働きやすい環境を提供するためカフェテリアや無人売店に加え、敷地内に憩いの場を設けるなど充実したアメニティの提供を計画。自動車通勤が多い地域であることを考慮し、想定就労人数が全員利用できる200台超の通勤者向け駐車場を整備するという。
所在地:茨城県常総市内守谷町
敷地面積:4万2000平方メートル
延床面積:6万1000平方メートル
構造:地上3階建て、耐震・鉄骨造
着工:2020年5月
竣工:2021年7月
認証取得:CASBEE(新築)認証