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スマート工場・倉庫の開設支援へ共同事業体創立

2019年8月27日 (火)

拠点・施設FAプロダクツ(東京都港区)は27日、同社を含む5社が幹事となって先進的な工場や倉庫の企画から建設・運用までを支援する企業コンソーシアム「TeamCrossFA」(チームクロスFA)を創立する、と発表した。

幹事会社にはFAプロダクツ、オフィスエフエイ・コム、ロボコム、日本サポートシステム、ロボコム・アンド・エフエイコムの合わせて5社が名を連ね、公式パートナーとして鹿島建設、電通国際情報サービス、日研トータルソーシング、日立システムズ、ミツイワが参画。

最新製造ラインの提供だけでなくデジタルエンジニアリング、ITシステム、工場・倉庫建設、人材派遣・教育、設備保守・サポートといった幅広いソリューションを提供する「オープンな組織体」として活動する。

物流業界向けのサービスとしては、荷主や3PL事業者のニーズに対し、拠点の立地やロケーション選定、新規建設か既存施設の利用判断、設備選定・配置、人員確保、輸配送設計といった上流から下流までの工程を支援する。また、工場内物流や製造業向けの工場間物流もカバーする。

コンソーシアムではFAプロダクツが窓口となり、幹事会社や公式パートナーの知見を活用して「デジタルファクトリー」を構築、シミュレーションによって費用対効果を検証しながら進めていくという。

栃木県小山市では、年末をメドに展示場「スマートファクトリーコンダクターラボ」(略称スマラボ)の展示ソリューションを大幅に刷新し、ロボット、自動搬送台車(AGV)、専用機を生産管理システムなどと接続。デジタルデータ上に構築された「仮想生産ラインによるシミュレーション」と連動する自律的な生産ラインモデルを展示する計画だ。

また2020年末には、南相馬市復興工業団地(福島県南相馬市)に「ロボコム・アンド・エフエイコム南相馬工場」として、最新の加工設備と組立設備を持つスマートファクトリーを建設。ラインモデルではなく、実際の生産工場としてのスマートファクトリーを稼働させるという。

FAプロダクツでは「すでに多くの新規スマートファクトリー建設プロジェクトが進行しており、公開できるようになり次第、段階的に情報提供を行う」としている。