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タピオカの輸入量前年比430%、大阪税関

2019年8月29日 (木)

話題大阪税関は28日、若年層を中心に人気となっている「タピオカ」の輸入をテーマに「ミニ特集」を掲載した。

大阪税関によれば、タピオカブームによる影響は凄まじく、ドリンク店や外食産業などで使用されるタピオカの需給がひっ迫したことで輸入が急増。2019年1月から6月までの全国輸入量は4471トン(前年同期比4.3倍)と、半年で18年の年間輸入量2928トンを上回った。同時に、輸入額も15億4400万円(5.7倍)と半年で18年の年間輸入額8億5800万円を大きく上回り、輸入量・輸入額ともに早くも年間過去最高を更新した。

近畿圏に限ってみると輸入量は21.4倍、輸入額は22.9倍に増加し、その全てを台湾から輸入している。

▲タピオカの輸入量推移(出所:大阪税関)

輸入増加の背景として業界では、タピオカの食感や最近の”インスタ映え”を狙ったタピオカミルクティーに若年層が飛び付き、特に若い女性を中心にタピオカドリンク人気が広まったことで消費量が増加。需給がひっ迫したことで輸入が増加しているもの--とみていて、今後は、売手側もタピオカを使った商品の種類を増やすなど、これからもタピオカブームが続くことを期待している。