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豪雨影響の反動で九州4倍増、8月日通鉄道コンテナ

2019年9月11日 (水)

調査・データ日本通運が11日発表した8月の鉄道コンテナ取扱実績は、昨年夏の西日本豪雨の影響で鉄道が不通となり、取り扱いが大きく落ち込んでいた反動で九州地区が4倍となるなど、首都圏以西で増加した。全国の合計取扱実績は12万9434個となり、23.5%増加(前年同月比)した。

九州は1万1380個となり、前年8月の2851個から8529個増えた。しかし、2017年8月実績(1万3426個)まで戻すには至っておらず、全国の合計個数も17年8月の14万6449個に対し、19年8月は11.6%下回っている。

19年8月分の集計で前年実績を下回ったのは北海道(1万6425個、0.5%減)、東北(1万4939個、2.4%減)の2地区。首都圏は2万6485個で9.6%増、中部は2万7978個で26.4%増、関西は1万6791個で8.6%増、中四国は1万5436個で83.3%増と、九州以外の地区でも豪雨被害に伴う鉄道不通からの反動増がみられた。

ただ、いずれの地区も17年8月の実績には届いておらず、全体の傾向として荷動きが鈍化しているという見方が可能だ。