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国交省、日タイコールドチェーン物流WSを報告

2019年10月10日 (木)

イベント国土交通省は10日、バンコクで10月3日に開催した「日タイコールドチェーン物流ワークショップ」の報告を公表した。

日本側はダイキン工業、IHI、日本フルハーフ、日軽パネルシステム、東亜建設工業などが出席し、コールドチェーン物流を支える技術を紹介した。衛生面については郵船ロジスティクスが自社で行っている食品類を取り扱う上での衛生管理方法と温度管理方法について説明があったほか、農林水産省からは食品衛生管理などに関する国際認証制度について説明があった。

コールドチェーン物流構築のための日本の支援策として、環境省から温室効果ガス排出削減・吸収への日本への貢献を評価するJCM(二国間クレジット制度)制度の概要の説明や海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)からはASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国への支援事例の説明などがされた。

先進的なコールドチェーン物流サービスに関しては、ヤマトホールディングスより、タイにおける小口保冷輸送サービスのパイロット事業結果について説明するとともに、小口保冷輸送サービスに関する国際規格であるPAS1018の取得の働き掛けがあった。

ワークショップと並行して、初の試みとして商談会が行われ、物流機器メーカーと物流業者が出展。活発な交流が行われた。