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商船三井、コンテナ船火災事故想定し訓練

2019年10月11日 (金)

▲想定事故に対応する重大海難対策本部の様子(出所:商船三井)

環境・CSR商船三井は11日、重大海難事故が発生した際の体制確認を目的に、コンテナ船海難事故の緊急対応訓練を10日に実施した、と発表した。

訓練は、コンテナ船が中部国際空港沖を航行中に甲板上火災が発生し、消火作業中に爆発が発生、同船乗組員1人が重体となり甲板上のコンテナ7個が船外に落下、さらに海上に落下したコンテナから有色液体が海上へ流出した想定で実施。同社の重大海難対策本部を構成する役員と関係部署、船舶管理会社のMOLシップマネジメント(シンガポール)、傭船者のオーシャンネットワークエクスプレス(ONE、シンガポール)が参加した。

▲模擬記者会見の様子(左)小野晃彦専務執行役員、(右)遠藤充執行役員

想定事故に対し、同社は重大海難対策本部を立ち上げ、コンテナ船、船舶管理会社、傭船者、関係部署と対策本部間の連携と情報共有が円滑に実践できるかを確認。収集した情報をもとに船主、傭船者として取るべき対応について協議し、模擬記者会見を実施した。

同社は今後「訓練で培ったノウハウや新たに見つかった改善点などを共有し、グループ全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備する」とした。