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商船三井が事故訓練、機関室火災や漂流座礁想定

2017年10月18日 (水)

環境・CSR商船三井は18日、機関室の火災や漂流座礁を想定した重大海難事故緊急対応訓練を17日に実施したと発表した。

商船三井グループの船舶管理会社が管理する自動車専用船で海難事故が発生したと仮定し、訓練を通じて重大海難事故を疑似体験することで安全意識を高めた。

訓練は「航行中の自動車専用船で機関室火災が発生し、消火作業中に乗組員が1人行方不明。主機が停止し漂流した本船は、浅瀬に接近して岩礁と接触。これにより生じた破孔部から燃料油が船外に流失し、貨物艙にも海水が浸水する事態に発展する」との想定で実施。

▲模擬記者会見の様子(写真左)尾本直俊常務執行役員(右)伊藤浩也自動車船部運航・輸送品質グループグループリーダー

事故発生から記者会見に至るまでの過程を訓練することで、緊急時に行うべき報告・連絡などのプロセスを改めて確認し、本船、船舶管理会社、関係部署、重大海難対策本部間の連携と情報共有が円滑に実践できるかを確かめた。

重大海難対策本部では、収集した情報をもとに船主、運航者として取るべき対応について協議し、緊急対応体制を確認の上、模擬記者会見を行った。