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佐川急便、都立西高校で「奉仕」授業

2012年7月25日 (水)

話題日本物流団体連合会(物流連)は25日、東京都立西高校(東京都杉並区)で高校1年生を対象とした教科「奉仕」の講師依頼を受け、佐川急便が授業を行ったと発表した。

 

この取組みは、物流連が都立高校の教育支援コーディネーター業務を行うNPO法人「スクール・アドバイス・ネットワーク」から、企業の社会貢献活動についての講師依頼を受けたもので、昨年に続き2度目。会員企業の佐川急便に講師選出を依頼し、同社総務部総務担当部長(環境担当)の石野順三氏が6月27日に授業を行った。

 

授業は6限目と7限目の2回行い、「CSR企業活動と地域社会」と題して佐川急便を中心としたSGホールディングスグループのCSR活動を説明した。

 

石野氏は、CSRの日本でのルーツともいえる「近江商人の家訓(三方よし)」といった企業倫理精神を説明し、「高尾100年の森」をはじめとする環境保全活動、東南アジア諸国からの留学生に対する奨学援助や発展途上国への中古トラックの無償供与などの国際協力活動、東日本大震災への対応などを広く紹介した。

 

聴講した生徒からは、企業存続には社会からの信頼と共感を得ることが重要との感想が多く寄せられ、企業が社会貢献活動を行うことを理解。事業活動を通じ、顧客や社会の期待にこたえることで地域社会に貢献することができるという説明を受け、「働くということについての印象が変わった」と多くの生徒が答えた。