サービス・商品Automagi(オートマギ、東京都新宿区)は20日、同社の「スマート物流を支援するスマホAIアプリケーション基盤技術の研究開発プロジェクト」が内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に採択された、と発表した。
SIPは、採択された企業を中心に産学官が連携し、基礎研究から実用化・事業化まで一気通貫で取り組むもので、同社は映像処理AI技術を用いて「荷姿のサイズ測定」「荷姿種別判定」「上積み可否判定」「伝票読み取り」を自動で行うスマートフォンアプリの開発に取り組む。
また、物流現場向けのアプリ開発にあたっては、事業者ごとのアプリ展開や利用者の端末種類が異なることが予想されるため、ソフトウェア開発の共通基盤を整備していくことを目指す。
技術研究には、東京大学大学院工学系研究科の鳥海不二夫准教授から、社会データ分析・計算社会科学、社会応用に基づき、物流業界におけるAI活用の技術的な課題についてアドバイスを受けることが決まっている。