環境・CSR国土交通省が24日に更新した物流効率化法の認定状況によると、四国名鉄運輸(愛媛県松山市)とオーシャントランス(東京都中央区)による「食品のフェリー船モーダルシフト」が11月20日付で物効法認定を受けていたことがわかった。
従来は、愛媛県今治市にある荷主の拠点から埼玉県八潮市にある名鉄運輸の支店までの食品輸送を、四国名鉄運輸がトラックで行っていたが、同社は一連の輸送をオーシャントランスに委託。オーシャントランスが20トントラクターを用いて荷主拠点から貨物を引き取り、同社運航のフェリーを用いて徳島小松島港から東京港まで輸送、東京港から埼玉県の支店までの輸送も同社が担うこととした。
これにより、従来の陸送と比べてCO2排出量を70トン(39.9%)削減したほか、ドライバーの運転時間も1050時間(66.7%)削減することに成功した。
なお、四国名鉄運輸によると、オーシャントランスは陸送部分も往復便となるように、ほかの輸送と組み合わせて効率的な運行に取り組んでいるという。