ロジスティクスアップル引越センターを運営するアップル(東京都中央区)は14日、1月から引っ越し業界で初めて月に一度の営業休日「GrowDay」(グローデー)を設定する、と発表した。
「グローデー」は、日頃の業務から少し離れて、従業員自身の成長、会社の成長、仲間の成長について考えたり、交流する機会として位置付けられており、各支店ごとにキャリア研修やスキルアップ研修のほか、従業員のトレーニングやマッサージなども行う。
同社は、特にコミュニケーション量の不足が従業員の定着率に深く関係していると認識しており、本社・支店・営業所間の意思疎通と支店従業員同士のコミュニケーションを促し、同じ目的・目標を共有することを目指す。
営業休日の設定にあたっては、AIによる需要予測を用いて従業員の稼働率の計画・管理を行っており、支店ごとの担当エリアを設けていないため、売上げにほぼ影響なく、特定の地域の引越し業務を停止せずに営業休日を設けることができるとみている。
同社は今後、人間力の高いスタッフを育成するとともに、「人がやらなくても良いこと」を見つけ、徹底的に効率化・自動化していくという。