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エフピコ、ダイヤフーズを子会社化

2010年9月1日 (水)

産業・一般エフピコは1日、株式交換によりダイヤフーズを完全子会社化すると発表した。同日、ダイヤフーズの主要株主と合意し、基本合意書を締結した。株式交換実施日は12月1日となる見込み。

 

ダイヤフーズは、飲料用ペットボトルや使用済み鶏卵パックなどから回収・リサイクルされたA-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート)樹脂を中心層に使用することにより、環境に配慮した3層構成の鶏卵パックなどの食品容器や、環境負荷の低い植物由来のポリ乳酸樹脂を使用した容器を自社工場でシートから容器まで一貫生産し、国内鶏卵パック市場で第2位のシェアを持つ。

 

鶏卵パック市場は安定的な需要が期待できる分野で、エフピコにとっては新規参入であるものの、エフピコの成型加工技術とグループインフラ、物流ネットワークを活用することで、ビジネスの拡大が望めると判断した。

 

またダイヤフーズが鶏卵パックに次ぐ柱として注力している農産品向け容器は、エフピコグループも取引拡大を目指している分野であることから、製品・サービスの多様化を図り、効率的に提供する狙いもある。