EC鴻池運輸(大阪市中央区)は22日、ファッション・アパレル物流サービスを拡充するため、厚木流通センター(神奈川県厚木市)の敷地内で新たにアパレル物流に特化したセンター「第2センター」の建設に着工したと発表し。2013年5月に竣工する。
厚木流通センターは、365日24時間対応のアパレル物流に特化した最新鋭設備を整えたセンターで、鴻池運輸グループ独自の総合物流管理システム「KWMS」や、自社ルート便による店舗のバックヤードまでのルート配送サービスの活用により、保管から検品・検針・ラッピングなどの流通加工、店舗配送までワンストップで物流サービスを提供する。
またセンターに併設した撮影スタジオで、商品の写真を撮影することができる。着工した新センターが完成すると、厚木流通センターの延床面積は4万7000平方メートルで現在の1.6倍となり、同社グループで最大の流通センターとなる。
同センターは東名高速道路厚木インターチェンジから2キロメートルに立地し、銀座、横浜などの主要マーケットまで1時間以内に到着できる。ファッション・アパレル製品の海外からの材料・製品輸送から、通関、国内での製品保管、流通加工、店舗配送まで一貫してサポートすることで、海外工場から国内店舗まで最短日数で商品を届ける。
また、通信販売の保管、配送に対応し、総合物流管理システムKWMSと連動したピース単位の管理、センター内に完備した撮影スタジオでECサイトに掲載する商品写真の撮影、各種加工(検品・検針・採寸・ラッピングなど)のサービスを提供する。
自然災害発生時には、停電時に倉庫オペレーションを継続したり、燃料不足など災害時の自社輸送手段を確保するBCP対策として、自家発電機能設置による停電時対応、自家給油設備を完備する。
■新センターの概要
住所:神奈川県厚木市戸田2500-1
敷地面積:7000平方メートル
延床面積:1万7600平方メートル(鉄骨5階建て)