鴻池運輸、アパレル補修最大手と業務提携

アパレル鴻池運輸は2日、アパレル補修・加工の国内最大手「桑原」（愛知県一宮市）と11月1日に資本提携を伴わない業務提携を行った、と発表した。

桑原との業務提携により、国内外で協力関係を構築するとともに、新規ビジネス・サービス分野でも両社の統一ブランドなどを検討する。

海外では、メコン・ベンガル地域の鴻池運輸グループと桑原の拠点を活用し、桑原が同地域で行う検品・補修業務などに関連する国際輸送、出荷、保管などの物流業務を受け持つ。

海外工場から国内店舗配送まで一貫してサポートすることで、生産から販売までを最短日数で届けることが可能となる。

また、国内では鴻池運輸が5月に竣工したファッション・アパレルロジステックセンター「厚木流通センター」（神奈川県厚木市）に桑原が入居し、8月から検品、エックス線検針など業務を行っている。

これにより、センター内で縫製検品、X線検針から保管・配送までをワンストップで行えるサービスを提供。今後は、同じ機能をもつセンターを展開していく計画。

このほか、今後の生産拠点、消費市場のグローバル化、多様化するニーズに対応したサービスを素早く継続的に提供するため、両社が持つ人・技術・システム・ノウハウなどの経営資源を通じ、両社の統一ブランドとして、企画・開発・販売をすすめる。