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センコー、カザフスタン国鉄と物流全般で提携

2012年9月3日 (月)

ロジスティクスセンコーは3日、カザフスタン国有鉄道(KTZ)と8月31日、カザフスタンの国内物流と国際・トランジット輸送など物流業務全般で相互に協力する業務提携の覚書を締結した、と発表した。

 

覚書には、カザフスタンの国内、国際物流、同国を経由する日本、韓国、中国から中央アジア、ロシア、欧州へのトランジット輸送の拡大に向け、ロジスティクスシステムや施設開発、先端IT技術の活用、競争力のある輸送ルート開発、輸送貨物の増大など、物流業務全般で相互協力することを盛り込んだ。

 

特に、国際物流とトランジット輸送の発展に向け、新たな輸送ルートの開発、アジアとヨーロッパ大陸間のマルチモーダル輸送強化、ロジスティクスシステムの改革や通関手続きの簡略化、最先端のIT技術を駆使した物流センターの開発――などに、両社が相互協力し、強化することや、センコーがカザフスタンで物流事業を展開する際に「最大の協力」を行うことが記載されている。

 

これらの施策を具体的に進めるため、両社の専門家によるワーキンググループを設けて検討を行う。東アジアとカザフスタン間やカザフスタンを経由する輸送貨物の拡大に取り組む。

 

センコーは、日本などの東アジアからカザフスタンなど中央アジア、欧州向けの貨物について、カザフ国有鉄道が輸送するチャイナ・ランド・ブリッジ(CLB)を利用している。12月には、カザフスタンと中国の経済特区(自由貿易地域)「ICBCホルゴス」で物流センターが稼働を開始する。