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星AI開発SuperX、津市にAIサーバー拠点

2025年7月29日 (火)

拠点・施設シンガポールのAI開発企業、SuperX AI Technology は29日、津市にAIサーバーの供給拠点を今年下半期に開設すると発表した。同社としては日本で初めての拠点整備で、年間1万台の高性能AIサーバーを供給できる。関西と中部の中間に位置する三重県に拠点を置き、今後整備が進むAIデータサービスセンターなどへの売り込みを図る、

新供給センターは、同社の子会社、SuperX Industriesが開設、運営する。センターの敷地面積は2408平方メートルで、すでに施設の賃貸契約も締結している。

▲SuperX 日本AIインフラソリューション供給センター(出所:SuperX AI Technology)

新拠点では、高性能のAIサーバーのほか、高圧直流(HVDC)装置、高密度液体冷却システムなど独自の主要製品の最終組立、システム統合、厳格な品質管理を行う。現地生産によって、納期の大幅な短縮や、顧客のニーズに密着した製品の提供を目指す。

また、精密な製造プロセスと厳格な品質管理体制で知られる日本で最終的なシステム統合と品質管理を行うことで、製品への信頼を高める狙いもある。

同社によると、関西と中部では、世界トップクラスの自動車産業や精密電子産業が集積しており、ソフトバンクとOpenAIが堺市で日本最大のAIデータセンターの整備を計画するなど、多くのAIデータセンター建設計画がある。また、三重県は名古屋港や大阪港、中部国際空港にも近く、高速道路網と合わせて日本全国にアクセスできる。こうしたことから、日本や周辺国の需要増に対応するため、津市への進出を決めたという。

同社は「日本に供給センターを設立することは、エンドツーエンドのサービスを提供するとの目標を達成するための重要な一歩だ。日本での拠点開設が、日本市場へのサービス提供能力を大幅に向上させ、AI技術の発展に貢献すると確信している」としている。

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