
▲コンテナから荷降ろしするRockyOne(出所:SGシステム)
ロジスティクスSGホールディングスグループのIT統括事業を担うSGシステム(京都市南区)は29日、同社とXYZ Robotics(東京都千代田区)、サンワサプライ(上海)(中国)が、ことし2月に日本市場への物流ロボット導入において協業することに合意し、その第1号としてAI(人工知能)搭載の荷降ろしロボット「RockyOne」(ロッキーワン)をサンワサプライ東日本物流センターへ導入したことを発表した。
「RockyOne」は、XYZ Roboticsが開発したMMR(自律移動型単腕ピッキングロボット)で、コンテナ内に積まれたさまざまなサイズのカートンを自動で荷降ろしする。AMR(全方位移動架台)の上に産業用ロボットアーム、3Dカメラモジュール、独立制御吸着ハンドなどを搭載しており、コンテナの手前から最奥部まで全ての荷物を効率的に自動で荷降ろしすることができる。荷物の積み方が悪い場合や障害物でロボットが自動的に操作できない場合にはタブレット端末上に警告および対応方法が表示され、迅速に復旧することが可能となっている。
24年10月から11月に実施した実証実験では、対象となるコンテナ数の大幅な増加に成功しコンテナ内の作業者数はゼロ、重い荷物の処理性能は人手の1.5倍(250PPH)、軽い荷物の処理性能はマルチピッキングにより人手と同等(350PPH)を達成。ことし4月からの本導入では、ロボットの高速化と運用面での変更により処理性能は大型荷物が320PPH、中型荷物が470PPHに向上し、すでに実運用が開始されている。
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