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スタートアップベンチャーのLOMAがオレンジを再結成

配送車両に商品積み注文から20分で配送目指す

2020年5月21日 (木)

フードスタートアップベンチャーのLOMA(ロマ、福岡市中央区)は21日、福岡アイランドシティの香椎照葉地区で3000世帯を対象に行った配送効率化実験が一定の成果を上げたため、実証実験の第2フェーズとして生鮮食品の宅配サービスを開始すると発表した。

▲(中央)結城マリ取締役、(右)中川善智代表取締役

この取り組みは、2019年8月に解散した会員制宅配スーパー「オレンジライフ」の元執行役員である結城マリ氏がLOMAの取締役に就任し、人工知能(AI)を活用した効率的な運営のもと「オレンジ」を再結成して生鮮食品の宅配サービスを提供するもので、需要予測や配送ドライバーのルート最適化などを行うLOMAのAIがサービスのカギを握る。実証実験の第1フェーズでは、3キロ圏内の消費者から生鮮食品の宅配を受注した際、当初予定の20分より短い平均13分で配達を完了したという。

こうした成果をもとに、新生「オレンジ」は元従業員を再雇用して宅配事業を本格化。第2フェーズでは午前中の注文を昼食の準備までに間に合わせる「午前便」、夕食の惣菜セットや翌朝の朝食セットを配送する「午後便」を提供し、24時間対応のインターネット注文や「置き配」にも対応する。配送部門はオレンジライフの物流業務を請け負っていたラストワンマイルドライバーズ(福岡市博多区)代表の古森敬三氏が担う。

今後は、AIの需要予測に基づいて、対象地区で宅配便の配送を担う車両の空きスペースにあらかじめ商品を積み込み、注文を受けた際に最も近い車両が20分以内に注文品を届ける仕組みを構築するとしており、この取り組みを博多区エリアを皮切りに、半径3キロ単位で水平展開していくという。

ラストワンマイルドライバーズは、2019年10月に設立した軽貨物・一般貨物運送事業者の共同組織で、加盟26社が1262台の車両を保有している。