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タク配を日用品でも、UAゼンセンが厚労相に要請

2020年5月28日 (木)

行政・団体製造・流通・サービス業などの労働組合が加盟するUAゼンセンは27日、特例措置として9月30日まで認められているタクシーの有償貨物運送(宅配)について、その貨物の範囲を現行の飲食店の料理だけでなく、日用品や食品にも拡大するよう加藤勝信厚生労働大臣に要請したことを明らかにした。

▲UAゼンセンの松浦会長が加藤大臣に要請文を手渡した(出所:UAゼンセン)

この要請は、雇用の維持、倒産防止策の強化、ライフラインを支える労働者の保護、医療提供体制の強化――などを盛り込んだ要請文の一部で、厚労省管轄の内容が多く含まれていたため、加藤大臣が要請文を受け取った。UAゼンセンによると、要請文の宛名は安倍晋三首相と加藤大臣の連名としており、要請の中身に合わせて関係省庁にも働きかけをしていくという。

タクシーの料理配送をめぐっては、同日に国土交通省の一見勝之自動車局長が特例措置の期限延長について「恒久化も念頭に置きながら考えていきたい」と発言しており、期限の撤廃と対象貨物の拡大に向けた機運が高まっている。

国交省「タクシー配送の解禁も含め検討する」