ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

両備グループ3社が”タク配”参入、3キロまで1000円

2020年5月1日 (金)

フード両備ホールディングス(岡山市北区)傘下の両備グループタクシー3社が、4月28日からタクシーを用いた有償貨物運送を開始した。外出自粛要請などに伴い飲食店の多くが店内営業を自粛するなか、デリバリー需要が高まっていることに対応する。

国土交通省が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて講じた特例措置を利用するもので、岡山市、倉敷市、総社市の3市で5月13日までサービスを展開する。飲食店からの配達依頼を受け、タクシーが飲食店から料理を受け取り、個人客に配達する。

▲サービスの概要(出所:両備グループ)

岡山市エリアは両備タクシーセンター(共同配車部門、岡山市南区)、倉敷・総社エリアは倉敷両備タクシーセンター(倉敷市)を受付窓口として、配達を希望する飲食店から有償で配達を引き受ける。このサービスに対応するタクシーは岡山市406台、倉敷市78台、総社市7台の合わせて491台で、両備グループの岡山交通(岡山市南区)、岡山両備タクシー(同区)、両備グレースタクシー(同市中区)の3社に所属するタクシーを動員する。

運賃は店舗から配達先までの距離で算出し、店舗側が負担する仕組みを採用。距離3キロまで1000円、3-5キロ1500円、5-7キロ2000円、7-10キロ3000円とし、10キロ以上は5キロごとに1500円を加算する。

料理は専用ケースに入れ、タクシーのトランクを利用して配達する。トランクに積載するため、必要に応じて店側に保冷剤を用意してもらうが、アイスクリームなどの冷凍食品は引き受けない。