行政・団体関東運輸局管内の5月の一般貨物自動車運送事業者に対する行政処分が、記録の残っている2017年4月以降初めて「ゼロ」となったことがわかった。
関東運輸局によると、5月の処分件数がゼロとなったのは「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言という、前例のない事態が発生した」ためで、宣言発令下で接触機会をできる限り回避したことから、5月は監査を実施することができず、監査後のプロセスで行われる事業者の弁明機会なども開催できなかったという。
17年4月から20年4月まで処分が1件もなかった月はなく、少なくとも3年ぶり以上の記録となったが、5月に「処分予定」だった事業者は6月に”スライド”されるため、「なかったこと」にはならないようだ。